大手スーパーマーケット

大手スーパーマーケットにおける警報発信システム

商業施設・複合施設

管理会社様のお客様であるビルオーナー様にとって、管理コストの削減は運用利回り改善に直結する重要な戦略となっている。しかしながら、コストを削減しながらも、管理のレベルは一定水準を満たさなくてはならない。全国に150以上の店舗を展開している大手スーパーマーケットの設備管理システムに当社が貢献した事例を紹介しよう。

 

管理コストの大幅な削減に対応。

 

「このスーパーマーケット様では管理コストの大幅な削減を検討されていました。そこで様々な管理会社様でコンペティションを行ったところ、当社とお付き合いのある管理会社様から当社の技術で新たなシステムを導入できないかという打診をいただきました。これまではスーパーの開店時間前に1名、そして開店中は1名もしくは2名での管理員を配置していました。これを1名にして、なおかつこれまでの設備監視レベルを落とさないというのが条件でした」(営業担当者)

 

どのようにしてニーズを実現しようとしたのか。

 

「問題は営業時間外の、トラブルが発生する確率が低い時間にも設備員を常駐させていたことでした。そこで、閉店時間の常駐をやめ、設備機器に問題が発生した場合に中央監視盤に信号を発信し、カスタマイズしたリモートユニットから担当設備員の携帯電話と管理会社様の管理センターにメールを送るシステムを提案しました。万一設備員が不在の場合でも、管理センターから24時間常駐の警備スタッフに連絡を取り、迅速に一次対応ができますので、管理レベルの低下はないものと考えました」(施工担当者)

 

メールの内容は指定できるのか。

 

「お客様のご要望によります。例えば、10機の空調機があったとして、【空調機Aで発報】のようにそれぞれについてのメッセージを送ることも可能ですし、【空調機で発報】のようにまとめることも出来ます。外にいながらも、問題の内容と発生した場所を瞬時に把握することができ、新たな管理体制が構築できます」(施工担当者)

 

コンペティションはどうだったのか。

 

「お客様の管理会社が指名され、システムを導入することが出来ました。既存の機器のカスタマイズでの導入でしたので、イニシャルコストが低く実現できたこともオーナー様にとって大きなメリットだと思います。また、営業時間内にもシステムを稼動させておくことで、設備員がどこにいてもトラブルがあったことを知ることができるようになり、今では同列のスーパーで逐次、このシステムが導入されています。」(営業担当者)